The 2025 Universal Cup Finals

Dongguan (China) にて.

2/19 (日本 → Dongguan)

日本を 16 時に出発するフライト.いまだに何時頃に空港に行けばよいのか覚えられないが,食事等をせず黙々と飛行機に乗ろうとするだけであれば,90 分前くらいかな?60 分前は遅そう.チェックインに 10 分程度,その後,出国して搭乗ゲートに向かい搭乗するのに 4~50 分かかり,最終搭乗案内は出発時刻よりもいくらか早い.

今回は空港にはある程度余裕がある時刻に到着したが,15 時に出国し始めた結果,搭乗ゲートが最遠だったこともあり,最終搭乗案内に走って向かうような事態になった.

香港からホテルまでの移動.途中で香港から中国への「入境」を行う必要があり,空港から 2.5 時間くらい?かかった.結構近い国だからと思って深く考えずに 21 時とかにホテルに着くんじゃないかと想定していたが,結局それぞれの国内の移動時間があるためホテルチェックインを済ませたのが 23 時頃.現地に着いてから何か食べようかと思っていたが食べ損ねて,この日はスナックを少しという感じになった.

ホテルは maroon さんと同室.特に不便なし.コンセントは日本のものも使えた.

Ucup パーカー(青・白),バッグ,現地 SIM カードなどをもらう.

SIM ロック解除という概念を知らずに苦労していた.google, twitter, discord 等が使えないためそもそも調べものをするのも大変.結局 SIM ロック解除手続きは行えたがすぐには解除できず,それでも海外プランみたいなのを日単位で契約すると discord 等は見られるようになった.

2/20 city tour

スケジュール表で 11~21 時までの観光が予定されており,事前に discord で参加意思確認がありました.前日の夜到着が遅いこと,翌日の朝が早いことから,21 時までの観光への参加は迷いましたが,部分的な参加のオプションはなかったことと,歩行距離が多くならないように配慮してくれると言ってもらったので参加することにした.

町中を散策したり,ブルースリー記念館,タワーや川の夜景の映える橋などを訪れた.漢字圏内ではいたるところ,文字がある程度までは読めるのが面白い.

昼食と夕食は中華料理.食事テーブルには(この日以降も含めて)すべて例の回転台があり,確かに作問に使いたくなってしまうなと思った.食事はこの日に限らず十分美味しく,また量が十分量提供された.自分でとる形式でない場合の料理は,そろそろ終わりかなと思った頃から 5 品くらい追加されるイメージ.

夕食のときに,チーム紹介動画など(https://www.bilibili.com/video/BV14VNgekEFN/ https://www.bilibili.com/video/BV1GUA3eDEL5/)が流れていた.画像素材などかなり非自明な場所からとってきているものもあり,ものすごく調べてられている.

結局この日のホテルへの帰りは 23 時頃となった.そもそもスケジュールが十分に共有されていなかっただけで,予定通りに進行しても 21 時には帰れないようだった.前日移動日の疲労が残っていて翌日も早朝から予定がある中に 23 時まで帰れないのは,バス等で休息できる時間は十分あったとはいえかなりうんざりしてしまった.このことについてはクレームのフィードバックをした.

2/21 Huawei Challenge

PC setup, Huawei Challenge, Practice など.

Huawei Challenge はなかなか斬新な内容で,かなり不評になってしまっていた.ジャッジに使われる API の動作が本番中に想定と比べ物にならないほど遅くなってしまうというようなことがあったようだ.手元で採点できないタイプの問題であるためあまりにも推測するしかないパートが多く,まさに宝くじコンテスト.

現地 PC への環境構築.自分は online-judge-verify-helper が入ってくれればだいたい大丈夫(library の include を再帰的に展開して提出ファイルを作るのに使用)というようにしているのだが,これがなかなか上手く入らずに,maroon さんおよび運営の助けをかなり借りて何とかなった.環境構築で困ったときに自分で出来ることがなさすぎる.普段は chatgpt に頼ったりするが,現地のインターネットでは chatgpt につながらなかった.

Practice はほとんどが既出だったが,初出の問題でペンシルパズル 6 問セットが出題されており,USA1 が物凄い速さで AC していたようだ.かなり難易度は高いようで,夕食などの時もずっと挑戦して全然進んでいないという光景も多く見られた.お遊びコンテンツを提供して参加者に楽しんでもらおうという運営の心意気は感じられる.個人的にはペンシルパズル類は,rollback dfs を手作業でやらされるゲームという印象を持っていて,あまりやり込もうと思えない分野になっている.

夜には Table Tennis Tournament も行われていたようだ.自分は疲れていたので休息を優先した.

2/22 Ucup Finals

コンテスト本番.

K を解き,H の答に関係しそうなものが何かを考えたり実験のリストを作ったりしていた.K の実装に思っていたよりかかってしまい(雑に探索すればよいと思っていた部分を少し真面目にしないと TL が怪しいことに途中で気づいたりした)反省.H の実装も任せてしまった.いつもより難易度の最低値が高いと PC を使う時間も増えているので,もっと手元でしっかり詰めて短時間で書くことを意識した方が良かったと思う.あとは英語配列キーボードに慣れたとはいえ,普段使いのものでないといくらか減速しミスも増えるので,本番で使うであろうキーボードもたまに練習しておくことも有益かもしれない.

この日の夜は,video game night があった.

エブリバディ 1-2-Switch!(エブリバディ ワンツースイッチ!) | Nintendo Switch | 任天堂
幹事さん御用達! 大人数で遊べるパーティエンターテインメント 2023年6月30日(金)発売、Nintendo Switch『エブリバディ 1-2-Switch!』の公式サイトです。

スマホから参加できる,体感ゲーム.たぶん自分で買ってやり込むにはあまり向かないが,こういう場で遊ぶには最適に近いゲームだったように思う.ときどき英語力が問われてやられ.

1 ゲーム中に種目「スクワット1」,「スクワット2」,「スクワット3」を引いた回があり,参加者の足を破壊していたようだった.翌日以降,まだ足が痛いという話をところどころで聞くようになる.もちろん私もそうなのだが,私の場合は移動日とか city-tour の時点から既にそうなっていた.

2/23 表彰・閉会式

午前には Huawei Challenge について,参加者から自チームの戦略をプレゼンする会があった.コンテスト内容的に,発表を聞いても高得点に繋がるのか否かが全然予想できない.結果発表前だったこともあり,いくつかアイデアは知れたがどのアイデアが優れていたのかは分からないままだった(結果発表があった頃にはどのアイデアが誰のものだったかを覚えていないところが多く,結局学びは少ない).

午後には学会発表みたいな何か.5 つあったトークのうち 3 つは競技プログラミング要素がまあまあある話で聞きやすかった.それ以外のものについては,露骨に離席者が増えたりしていたらしい(これは配信視聴側の情報).私は前の方に座っていたため,離席者の露骨な変化にはあまり気づかなかった.

表彰式.

Huawei Challenge の 6 位だっけ? Bronze.何も非自明なことをしていないと言ってもいいような提出だったと思うのだが,独創的な工夫をプレゼン発表してくれたチームの多くより上に居る不思議.全く同じソースコードを出せば出すたびに結構結果が変わるのではないかという疑問もある.1 位のところだけは得点が群を抜いていたので,くじ運以上に内容が何かが良かったのだろう.

Finals 3 位 Gold.他 2 人の力が大きいので良い結果とも悪い結果ともあまり私が言うのが適切とは思わないですが.USA1 をチーム実力で上回ろうとすると,私が tourist と互角になっても足りていないかも(CF rating だとそう)なのでなかなか大変.でも 1 勝でもできる役に立てるように頑張っていきたいです.

夕食パーティでは,ARC193 参加者がところどころ見かけられた.

夕食後は,この日は寝ないつもりでバーで朝までだらだら.公式スケジュールでは告知されていなかったが,Polish Mafia が用意してくれた競プロクイズ大会が開催された.競プロの歴史を全然知らないので歯た立たなかった.

2/24 帰国

朝 5 時ホテル発.14 時羽田着.お疲れさまでした.discord にフィードバックチャンネルがあったので,いくつかフィードバックをした.

全体的に

私は競技プログラミングコミュニティに来てから比較的日が浅く,国際大会オンサイトの経験も少ない.ucup summer summit / finals の他には AtCoder WF (スタッフ),Yandex Cup だけである.その少ない経験の範囲では,ucup が最も交流が活発で楽しい国際大会であるように感じている.

スタッフに競技プログラマが多く,大会を良くするための議論が参加者,運営を問わず活発に行われている印象がある.実際,今大会のフィードバックチャンネルもにぎやかだ.ホテルに帰ってから何かしらの遊びが提供されている(table tennis, video game, quiz)のも良い.自室までいつでも徒歩で帰れるところで遊びがあるのも安心材料.

SIM が提供されるのも非常にありがたい.海外コンテスト中は,重要連絡を受け取るためにインターネットが必要で,衣食住に並ぶ最重要インフラである.また,スタッフの撮影していた写真数千枚も参加者に公開されていて,こういうところもありがたいと感じた.

スタッフは皆とても忙しそうだった.たくさんのことを準備をしてくれてありがとう.

次回以降については決勝がオンサイトで行えるかは未定である(行えるようにしたい)とのこと.応援しています.

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