概要
下降冪
. .
これらの組合せ論的な意味などは、例えば
を参照してください。
また、定数
- https://judge.yosupo.jp/problem/stirling_number_of_the_first_kind
- https://judge.yosupo.jp/problem/stirling_number_of_the_second_kind
解法について、私の記事 [多項式・形式的べき級数] 高速に計算できるものたち 内でも言及しています。
この記事では、以下の計算量で
時間で計算する 時間の前計算のもと、 時間で計算する
競技プロでの出題も何度かあるようです。
以下、素数
下降冪の性質
非負整数
第 1 種 Stirling 数の計算
第
となります。したがって
とすれば、
第 2 種 Stirling 数の計算
と変形できます。したがって、
を 進展開したときの の係数 を求める。つまり となる 次以下の多項式 を求める。 となる を求める。
が成り立ちます。
に対応する項は、 で割り切れるため、 進展開の の係数へは寄与しません。 に対応する項は、次数が高々 なので、 進展開の の係数へは寄与しません。
よって、
を
ならば、 ならば、
であることが分かります。第 2 種 Stirling 数については、
ならば、 ならば
であることが分かります。後者の場合には一見
まとめ
次が示されました。
が与えられたとき、 が成り立つような ( ) が 時間で計算できる。 が与えられたとき、 が成り立つような ( ) が 時間で計算できる。
これによって、
の場合の計算- 二項係数の計算
により計算することができます。
二項係数を で割った余りの計算
有名ですが、ついでにこれも解説しておきます。
体
が得られます。この性質は Lucas の定理として知られています。
これを用いると、