The 2nd Universal Cup Summer Summit

わたしは競技プログラミング関係で初めての海外オンサイトコンテストでした。雑に書きます。

海外旅行準備

飛行機にすら10年くらい乗ってない。久しぶりだったので準備にすこし緊張しました。

  • 今回はチームごとに、運営から希望のフライトを教える形式だったため、チームごとに少し違うスケジュールでの渡航だった。
  • 出発日に日本人関係者 slack が作られた。明らかに事前に作っておくべきだったねという話にはなった。
  • 日本-ロサンゼルス(11時間程度)+ロサンゼルス-メキシコ(5時間程度)
  • 途中で米国への入国をするため、入国ビザの類が必要。Esta (電子)申請した。事前にチームメイトに必要な準備を確認したら教えてもらって助かり。日本チームのひとつはこの知識を持っておらず、予定の便に乗れないというトラブルに合っていて大変そうだった。
  • 持っていって使ったもの:衣服、パスポート、関係書類、ノートPC、常備薬、歯ブラシなど。持ち物の抜けがないかは ChatGPT に聞きながら考えた。一応2日前に準備開始したが、荷造りはまあまあ自明ですぐに終わった。衣類を全然持っていなかったのであわてて購入したくらい。
    • 現金は持っていたが使わず。生活の中で完全に必要にならなかった。クレジットカードもほぼ使わず。
    • 箱ティッシュを持って行ったがほぼ使わず。ウェットティッシュが便利という海外旅行典型があると聞いたが、こっちも今回は結果的に要らなかったかなあ。
    • コンセント変換プラグを購入して持っていったが、日本のコンセントと同じものが刺さったので不要だった(事前に調べたら分かったことだと思う)
  • 海外旅行保険:空港で加入した。AtCoderコンテストのスポンサーとして見たことがあるところに加入。
  • WiFi:空港やホテルで無料で使えたので、準備しなくてもまあまあ大丈夫だった。海外SIMも用意せず。ただしWiFiが使えないところでひとりはぐれたら大変そうではある。
  • 移動日(往・復)。
    入国や手荷物検査も特に難所はなかった。ひたすら飛行機待ち+飛行機移動。飛行機がとにかくつらい。昔から苦手だった記憶があったが、狭いところに10時間固定されるのはかなりきつい、これだけで海外には極力行きたくないと思ってしまう。飛行機に適当なゲームがついているとかもなかった。帰路に動画にあった「ちいかわ」を履修した。問題を解くとかもほとんどできず。

    乗り換えの際に荷物のタグが取れて、re checkin に非自明な手続きが必要になった。行くべき場所を聞くと、「ターミナルBへ行け」「ターミナル7へ行け」の無限ループが発生。数十分歩き回った。コードシェア便に関する航空会社の把握が不十分だったのが原因か?空港関係者は分かってて欲しくはある。まあこのくらいのトラブルひとつは海外旅行っぽさということで。

ホテル

クラブメッド カンクン|メキシコ|カリブ海のオールインクルーシブリゾートならクラブメッド
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基本的な食事等は追加料金なしでとれて、楽に生存できた。

雨であらゆる場所の床が濡れていがち(宿泊部屋も)、それでいながらところどころすべりやすい材質の床である、雨が降るとホテル内の移動でも濡れる、等が不便だった。

あとは特に不満なし。食事が合わないと1週間つらいかなと思っていたが、これも大丈夫だった。

1日目

早朝に到着。朝食 → チェックイン → 睡眠 → 開会式

newbiedmy氏が後藤ひとりTシャツを着ていた(n 日目までずっと着ていた)。ぼっちざろっくは人気があるらしい。日本でも2022年に一番流行ったアニメだと言ったら2番目を聞かれた。リコリスリコイルかなと言ったらこれは知らなかったようだ。

後日だが、chenjb氏もぼざろを着ていた、TLE氏もよく見たら何か日本語プリントされていそうだったがわからず。

2日目

観光 → スポンサーお話 → 会場下見

午前7時半ロビー集合。集合時刻にはほとんど日本人しか居なかった。この後のあらゆるスケジュール含めて、x 時開始の何かがあると、だいたい x 時から数十分かけて集まっていくパターンが多かった。競プロ勢が時間を守れないというような話は見たことがある(こういうのはたいていの集団で自虐ネタとして存在するかも)が、国際的には日本人が時間を守りまくりだと確認。

大会についてくる観光は経験上、一番しんどいのが、長時間移動・短時間観光・長時間移動というパターンだと思っていたが、そのパターンだった。飛行機での長時間移動をこなした翌日ということもあって、かなりつらめだった。

チチェン・イッツァ

これかな?謎の設計により、手を叩くとものすごく音が反響したり、ものすごく遠くまで声が届いたりします。

3日目

yukicoder → インタビュー → ヒューリスティックコンテスト → warm up → 夕食

インタビューは、チームメイトに対するクイズみたいなお遊びパートと、もうちょっと真面目な AI+競プロについてどう思うかみたいな話。自分が競プロをやっていない時代の他の人の実績とかよく知らねえ。

「ucup は~~で楽しいです、みんなも参加しようね!」みたいな謎の短い動画も撮影した。この辺の何かって後でどこかで公開されたりするかな?

ヒューリスティックコンテスト、問題等は未公開のはず。略。

環境構築等をいろいろ。ある程度やり方をメモしてきたのもあって、だいたい何とかなった。3 人で 1 台を使うというのがめちゃくちゃ不安だったが、同じ PC 内で作業画面を切り替えるのを教わる(Ubuntu 典型と聞いた)。

4日目

ABC → コンテスト

ABCは午前7時から。時差ぼけや疲れのおかげで午前ABCもできる。

ABCのあと、ノートPCのキーボード設定を変更して、英語配列の練習をしていた。

ICPC などで英語キーボードの練習をするという話は聞いたことがあったが、これは現地で与えられたキーボードを使うためであり、自前のキーボードの使用が許可される大会では起きない問題だと思っていた。しかし、PC側の設定が違うということだったらしい。

2時間くらい練習して、一応何も見なくても考えればキーの場所が分かる状態に。この2時間のおかげで本番時間10~20分は削れたと思うが、まだかなりパフォーマンスが落ちているので次の海外オンサイトまでに移行を済ませたい。

コンテスト。最前列だったため机の前方スペースを使えたが、不公平であったと思う。

終了後に完数を聞かれてとりあえず secret と答えたが、みんな普通に情報共有していたので空気読めていないやつだったか?順位表凍結文化よくわからない。国内コンテストではみんなどうしてるっけ。

夜にはボードゲームやカラオケが行われたようだが、自分は早く寝た。

5日目

CF div3 に出た。英語配列キーボード難しい。

tourist氏のチャンネルで配信があった。配信内容は前日のコンテスト。最後の1時間ほど実況席の隅に行った。

ビーチでサッカーを少しだけした。ビーチはまともに走る(歩く)のがかなり難しくて、一瞬で疲れた。ホテル全体をひとりで散歩したりもした。

表彰式。凍結順位表をあけていく、いわゆる Yes/No をはじめてみた。チームは3位。

Congratulations to the winners of the 2nd Universal Cup Semifinal! - Codeforces
Codeforces. Programming competitions and contests, programming community

夜にはトランプ海外交流。

全体的に

飛行機移動は辛く、観光日のスケジュールがタイトで大変だったが、それ以降は自由な時間も十分にあり、快適に過ごせた。聞いた感じでは他の有名コンテストと比べてもクオリティが高かったようだ。

そしてこの待遇の大会が決勝大会でないというのも驚きである。Summer Summit の参加者の大部分は自動的にふたたび Final に参加することになっている。このオンサイトコンテストは ucup 2nd season の頂点を決める名目の大会でもなければ、(参加者の大部分にとっては)決勝進出を賭けた大会ですらない。

自分は無知なので Huawei の名前もよく知らなかったが、さすがに覚えた。機会があれば何か買ってみようかな。

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